2021-05-02
断熱の極意
リフォーム中の住宅で断熱改修を行なっています。
天井裏は厚さ15.5センチの高性能断熱材を隙間なく敷き詰めます。
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壁と天井の隙間にはカットした断熱材を押し込み、通気をシャットダウン。天井裏に置くのではなく、ギュウギュウに敷き詰めないと効果が下がってしまいます。
通常の床下の断熱改修は、このように根太と呼ばれる4.5センチ角材の間に充填する工法が一般的ですが、断熱材カットが多く隙間が多くできてしまい、断熱材の厚さも4.5センチまでしか入りません。
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今回は、床下側下から65ミリの断熱材で飛躍的な断熱効果を実現しています。狭い床下に潜り、カットの少ない大きな断熱材を下から貼り上げています。端部の隙間全てにシーリングして気密を確保しています。
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このように断熱性能は、断熱材が同じでも、施工方法や施工する者の技術、心構えにより大きく性能が違ってしまいます。
天井裏も床下も、難易度が高く作業は大変ですが、「苦労は一時、住むのは一生。」を合言葉に様々な判断を繰り返して、良い家を作っていきたいですね。
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